前回ではタロットカードが四つの元素に分かれることについて述べました↓
その中で、俳優さんにとって特に関心がある「感情表現」を受け持つカードを見ていきましょう。前回「水」の要素として説明した「カップ(聖杯)」で、合計10枚あります。
エースカードと2番のカードは↓
……エースは純粋な気持ちが流れ出すよう。2番はお互いの心が通い合う様子がよくわかります。
純粋さや気持ちの交流がさらに発展すると喜びや楽しさ、賑やかさが生まれます。3番、9番、10番のカードはそんな感じです↓
……特に3番と10番は人物が腕を上げているポーズで、喜びが身体の表現からも伝わってきます。輪になって踊るような動きも感じさせますね。喜怒哀楽の中の「喜」「楽」です。
6番、7番あたりはメルヘンチック、あるいは夢見がちな光景です↓
特に7番は人物が背を向けているので、いろんな感情が想像できそうです。
カップの4番、5番、8番あたりは感情が麻痺したような人やいかにも悲しげな人、心の旅に出かけるような人が出てきます↓
不満や悲しみ、寂しさの表現に見えますね。
常に揺れ動く心は「水」のようなもの。 その水を入れたカップの数で心の動きの強弱や状態、感情のやりとりのベクトルを考えることができます。次回から順に見ていきましょう!