女優タロット

輝く人になるための もうひとつの「魂の演技レッスン」

役者のための小アルカナ:カップのエース

f:id:eigogeki:20180411134842j:plain

エースのカードは切り札です。いっこしかない。それしかない。だから強い。

 

 

カップは感情を表しますから、いっこしかないカップ……純粋です。

 

 

「僕には彼女しかいないんだ!」「私には彼しか見えないの!」ロミオとジュリエットがそうなんでしょうね。二人はまだ十代です。若さゆえの純粋さで死へと突っ走る。

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

ロミオとジュリエット (新潮文庫)

 

それしか見えていないことは危険なことでもあり、裏を返せば愚かさにもつながります。だから、人はブレーキをかける。強い感情をもつまいとします。自然な反応です。

 

 

しかし、演技の場ではもっと強い感情を出せ!と、真逆のことを求められることが多いです。

 

 

ってことはですよ……

 

 

強い感情を出すためには「これしかない!」「これ以外は絶対にだめだ!」という非常に狭い視野で世界を見ればいいわけだ。

 

 

フィギュアスケート羽生結弦選手でも読売巨人軍でもEXILEでも、憧れの人物やスター、理想とする誰かのことを想像してみてください。「世界にこれいっこだけあればいい、私にはこれしかない、これ以外は要らない、許さない」。そんな目線をもってみると感情のテンションは一気に上がります。

 

 

狭い視野、というか限定的な視野ですね。強い感情を出そうとせずに、まずは自分の視野を操作してみてください。

 

 

【カップのエースのキーワード】愛/情熱/豊かさ/滋養/よい知らせ/出産、誕生/美/喜び/一貫性